narumi-music#4
木曜日担当の鳴海です。
音楽の記事に偏り気味ですが、最近ご紹介したいものが多すぎましてね。
バート・バカラックについては一定の年齢以上の方、音楽に詳しい方なら特に説明不要の人物であると思いますが、名前しか知らない方、まったく知らない方も時が経つとともに増えてきたのではないでしょうか。
それでもその中の大部分の方がバカラックの作曲した曲を耳にしているでしょうし、聴き覚えがあるのではないかと思います。そのような曲の作者はほぼ間違いなく偉大な作曲家であります。
クラシック音楽家に師事していた影響か、彼の曲には非常にアカデミックなものを感じます。これは音楽理論がわからなくともなんとなく感じ取れるものであると思います。気品があり、とてもしっかりしています。
名曲揃いですが、やはりカーペンターズがカヴァーしたclose to youが最も知られているのでしょうか?
ちなみにclose to youはカーペンターズに提供されたものではなく、Richard Chamberlainという俳優、歌手が歌ったのが最初です。
稀代の作曲家であると同時に優れた編曲家であったバカラックは、60年代に流行していたボサノヴァの手法を取り入れ、編曲においても自身のスタイルを確立します。流行に乗っただけとも見られそうですが、ボサノヴァ特有のリズム・和音は革新的な音楽家であるほど無視できないものであったと思います。
バカラックの曲がどれほど革新的なものであったか、本当の意味で実感するにはもう時が経ちすぎましたが、面白いアルバムが発売されました。
Jim O’Rourkeによるバカラックのカヴァー集!
「All Kinds of People ~Love Burt Bacharach~」
01. Close To You(遥かなる影) / 細野晴臣
02. Always Something There To Remind Me / サーストン・ムーア
03. Anonymous Phone Call / やくしまるえつこ、ジム・オルーク
04. After The Fox / 坂田明、中原昌也
05. You’ll Never Get To Heaven / 青山陽一
06. Do You Know The Way To San Jose(サン・ホセへの道) / カヒミ・カリィ
07. Don’t Make Me Over / 小坂忠、ジム・オルーク
08. Raindrops Keep Fallin’ On My Head(雨にぬれても) / 小池光子
09. Say A Little Prayer For Me / Yoshimi
10. Planes Boats And Trains(汽車と船と飛行機) / ジム・オルーク
11. Walk On By / ドナ・テイラー
Jim O’Rourkeといえば、もはやジャンルを特定できない鬼才&奇才のミュージシャン。
よく知られているのはソニックユースに在籍してたこと、くるりの図鑑をプロデュースしたことなどでしょうか。
今回のアルバムのゲストボーカルもすごいですね。日本人が多いのは、彼がものすごい親日家(奥さんは日本人)で、現在は東京在住ということが要因でしょうか。やくしまるえつこは意外です。
Jim O’Rourkeのようなミュージシャンがバカラックをカヴァーすることで、バカラックの曲の凄さが現代の我々にもさらに伝わるのではないかと期待しています。
どちらもアメリカ人というのがまた興味深いです。

ジムさんと愉快な仲間 …